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前から気になってた「クズの本懐」を読んできました!その中で「皆川茜」というキャラクターがいい味出してるな…と思ったので紹介させていただきます。
クズの本懐は契約上の恋人(つまりはセフレ)になった高校生2人組の恋愛を描いた作品で、ドロドロした恋愛模様が繰り広げられます。
その中で僕が目をつけたのは主人公の2人ではなく、音楽教師の皆川茜です。
欲望に忠実なところが大好きで、彼女の本性が露わになる3巻から一気に面白くなります。
花火らの高校に勤務する音楽教師。究極の男好きのいわゆるビッチ。
wikipedia
皆川茜はwikipediaで「究極の男好き」と紹介されるくらいのビッチです、
茜に好意を寄せる麦からは「あなたはどうしようもなく男好きの性悪女で自己愛こじらせたクソビッチだってことを。誰のことも好きにならないくせに、誰からも好かれないと気が済まない。」と言われます。
そして特にぼくが衝撃を受けたのはこの部分です。
「誰のことも好きにならないくせに、誰からも好かれないと気が済まない」
この言葉を見てドキッとした人は、もれなくビッチかヤリチンでしょう。
この一言の真意は、つまり「異性にモテたい」ということです。
「モテたい」を突き詰めると「誰のことも好きにならないくせに、誰からも好かれないと気が済まない」という境地に行き着きます。
この境地に達した茜の行動は歪んでるだけじゃなくて、モテたい人からしたら理にかなってるな…と思ったんです。
ここから先はそんな「皆川茜」の名言集を紹介したいと思います。
筆者:やうゆ
恋愛コラムニスト。マッチングアプリで300人の女性とセックスした結果、ヤった女の生き霊が出てきた男。あらゆるエロに精通している。
目次 非表示
皆川茜のめっちゃゲスいけど理にかなってる名言集
予定調和感がすごく許せなかった。
斉藤君には興味がなかったけど、
斉藤君に向けられた好意には興味があったのかもしれない。
異性に異性として見られるのは、息をするより簡単なので、
あまりにも容易いのでつい試してみたくなっちゃう。ごめんね。
クズの本懐 皆川茜
親友が自分にだけ片思い相手のことをカミングアウトしたあと、即座に親友から片思い相手を略奪したときのビッチなセリフです。
そして続けざまに言ったセリフがこちら。
私の中に生まれた感情は、罪悪感じゃなかった。
薄っぺらい優越感でもなかった。
こんな風に「搾取される側」には死んでも回りたくない。
思えばあの日から搾取する快感に目覚めちゃったのね。
いいじゃないちょっとくらい、羨ましいのよ。
自分以外の誰かを好きになるなんて。私にはありえないから。
誰かが良いって言ってくれなきゃ良さがわからない。
クズの本懐 皆川茜
たまらんくらい歪んでますね。
でもちょっと分かる。ぼくも搾取される側の惨めな思いは絶対に嫌な人間です。
惨めになるくらいなら、搾取する側に回りたいと思います。
結局、自分のことが好きすぎるのかもしれません。私みたいな人間って
主張するものって嫌い。個性なんて他人は求めてないもの。
求められなきゃ意味がない。理由なんてない。
求められるのって気持ちいいじゃない。
クズの本懐 皆川茜
自分のことが大好きで、その一方で人に求められることに執着していますね。
自己愛は強いけど、皆川茜の自己評価の基準は相手に求められるかどうかです。
モテるのに個性なんていらない、男受け・女受けするために必要なものを身につければそれでいいという考えの持ち主です。
日々は淡々と誰の上にも平等にあるものだから。
毎日が退屈かどうかは全て自分次第。
だから今日も私は私を、楽しませてくれるモノに飢えている。
「何かいいことないかな」なんて言葉が嫌いなの。受身じゃダメよ。
自分から変えていかなくちゃ。
クズの本懐 皆川茜
より楽しく生きるためには、能動的に生きることが大切です。何にでも言えますが、受け身な人ってやっぱりつまらないです。
自分から積極的に動いてる人の方が魅力的でしょう。
他人から向けられる好意ほど気持ちいいものなんてないのに。
クズの本懐 皆川茜
皆川茜がどんな人間かは、この一言に全て集約されていますね。ビッチな人ほど潜在的に抱えている感情ではないでしょうか。
皆川茜には「モテたい」という強い意志があり、なぜ「モテたい」のかという動機もはっきりし、そのために何をすべきかも分かっていて、行動を起こしています。
モテたいと思う人は、まず動機から考えてみてはいかがでしょうか?
動機が分かれば自分がなにをやらなきゃいけないのか、分かるはず。皆川茜みたいな人に誘われたら、あざとい罠だと分かっていても飛び込んじゃいますね。
「クズの本懐」は、とにかく退廃的な恋愛模様が描かれた面白い漫画です。訳ありの恋愛をしてきた人ほど、ハマるはずでしょう。
ぜひ読んでみてください。
漫画
- 作者: 横槍メンゴ
- メディア: コミック
アニメ
- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
- 発売日: 2017/06/21
- メディア: DVD